龍池山 覺法寺のはじまり
村史に依れば、富山県入善町に所在する覺法寺は真言宗の時代を経て、浄土真宗に改宗したようである。
浄土真宗になってからは、元大工職人と記された者を第1世の開基とし、第2世・観導、第3世・靈現、第4世・龍音、第5世・岱龍、第6世・龍珠(現住職)と相続している。第3世の靈現が天保14年(1843)生まれと記されているので、浄土真宗のお寺としての始まりは、天明か寛政あたりかと思われる。
現在、沼津にある覺法寺は、沼津市に浄土真宗本願寺派のお寺が1ヶ寺もないことから、平成2年より第6世の龍珠が布教所として始め、平成22年に富山県入善町の覺法寺を移転してからは、浄土真宗本願寺派・東京教区静岡東組12番目の寺として活動している。